体感ギター/K.YAIRI

K.Yairi体感ギターニュース映像

耳の不自由な方がギターを弾く…
音(空気の振動)を身体で感じて音程を感じ取るのだそうだ。
エレキギターは音をアンプリファイできるから、幾らでも身体で空気振動を感じることができる音量までもっていけるが、アコースティック・ギターはそうはいかない。ギターのボディーがアンプのようなものですからね。
で、通常のアコギでは振動が弱く特に高音の振動を身体で感じ、音程を認識することが出来ないものをなんとかできないものかとK.YAIRIに相談したところ、高音部分でも体感できるようにある細工を施した…。
高音が分からないと言っている障害者が持っているギターがオベーションって、裏がプラスティックでできているんだから振動するわけねぇだろ！というツッコミはともかく、エレアコなんだから、アンプリファイすりゃぁいいじゃん！という2回目のツッコミもともかく、要求するということ、そしてそれに応え工夫するという事が大事なんだということが言いたいだけです。
こういうことに付き合ってくれるメーカーは個人工房はさておき、量産メーカーの中ではヤイリさんぐらいでしょう。

とってもヤイリギターらしい話でした。

Comments

[投稿情報: コーノ]

日々振動の体感で右往左往している者には実感ありますよ。

どんな楽器にでも「付ければたちまち振動増幅音程体感」な装置があったらいいな、と思います。ピアノでもサックスでも何でも（多分頭蓋骨振動とかそういう世界になると思いますけど）。

そうなるとヤマハさんの世界かな。

[投稿情報: ぴよ彦]

[いいですね]

すばらしい。

感動しました。木村さんだけじゃなくって、ギターつくりの職人さんにも。

オレのような、健康だけがとりえのギター弾きも、もっと、体で感じることが大切だなって、思いました。。

[投稿情報: irregulars]

確かにそんな装置みたいなのがあったらいいですね。でも既存の『音質向上！』とか『これを使えば楽器の鳴りが良くなる！！！』なんて輩はまゆつばものっぽくて胡散臭い。そういう商品を山ほど客に売りつけといてなんですけどね（笑）。でもこんなにいっぱい商品があって、真打がなかなか登場しないってことはそういうものはあくまでも主観的で、捕らえ方が人それぞれってことなんですよね。だから音の世界は難しい。
誰もが認める鳴りが出せる装置…そういう装置に出会いたいためにこの商売やってるようなもんですね。ワクワクしながら十ン年も…。

[投稿情報: irregulars]

弦楽器って体全体で振動を感じるんですよね。特にアコギ弾いてると分かるんですけど、音ってサウンドホールから出ているんじゃなくて、指先や手のひら、お腹や胸でも振動を感じながら演奏してる。ただの格好や見せ掛けの上手さじゃなくて、そういう空気の振動やその振動が伝わる間合いみたいなものが表現できるようになれたらいいななんて思います…といいながら、人前では緊張してなかなか上手く弾けませんけどね。