先日ディバイザー(バッカス・ヘッドウェイ)の営業担当者が店にやってきて、エレキギターを見て欲しいといって出してきたのがなんと、メイド・イン・フィリピンのエレキベース。バッカス・BJB-700K
で、これがすごくいいんですよ。この感覚を言葉で表現するのがすごく難しいのですが、
なんというか…一言で言うと、『ギターという楽器を知っている人が作っている!』…うん、それが一番合っている気がします。弾く前から、“あ、ぁ、これ絶対いいぞ”っていうオーラを出しちゃっているんですね、ほんと凄い。
仕上げの均一さといい、ネックの自然な太さといい、日本製のF/Jと同等、もしくはそれ以上かもしれません。
それぐらいほれ込んでしまいました。パーツは…?と不安に思いましたが、聞けば全て日本製のハードウェアで、製作は今や世界のGotoh。ピックアップはバッカス・オリジナル。ということは、のちのちも安心ですね。その安心感が不思議と音にも出ているような気がします。
正直、1万くらいのギターに30分…下手したら1時間かけて調整している自分が、安物の中国製のクォリティーに辟易している最近だからこそそう強く思ってしまうところもあるんですけどね。
写真のジャズベースは、定価で73.500円(税込)。売価で、5万中頃から6万前後というところでしょうか。下手したら5万円切るかも知れませんね。今の国産F/Jが10万くらいしてしまうのを考えると、予算次第ではフィリピン製はぜんぜんアリです。
日本より、音楽を演奏する人の人口が凄く多くて、仕事帰りにそこらじゅうの呑み屋で演奏して稼いでいる芸達者な人が沢山いると、フィリピン出身の出稼ぎエレクトーン奏者の方に聞いたことがあったけれど、そういう文化がこういう楽器を作っているのかなぁとふと思いました。
いや、驚きました。
これからは東南アジアの時代だなと。
バッカス―グローバル・シリーズ