正直過去にも沢山の“低価格真空管”アンプを試してきたが、どれも名ばかりで本当の真空管の音とは程遠い音。F社、V社、M社…何度もがっかりさせられて来たので今回のこのJET CITYも期待は全くしていませんでした。
でもこれは違います。本当にいいアンプです。真空管らしい音がします。
今回試したのは12インチ1発のシングルチャンネル20WコンボアンプのJCA2112RC。
クリーン・歪み共に真空管らしいヴェルベットな音を奏でてくれます。
ン十万円のブティックアンプの音をこのアンプに求めるのは酷な話。艶、コシ、粒立ちなど比べたらもちろんかないません。リバーヴはもう少し良くかかった方 が気持ちよいし、トーンももうすこし派手に変化してくれた方がいいなど、欲を言えばきりがありませんがこの価格でこの音だったら広告に偽りなし、全く問題 ないサウンド・クオリティーです。中国製でもきちんと監修すればいいものができるんですね。さすが監修ソルダーノ。
マイケル・ソルダーノ曰く、“ジェット・シティーの新製品は、クラシック・ソルダーノを値ごろ感のある価格で発売するようなものであり、私の名前が前面に刻印されている事を誇りに思います。”
販売価格は5万円をすこし下回る模様。ファーストアンプがフルチューブなんて贅沢な時代がくるかもしれませんね。
因みにこのメーカーロゴの3は、Dan Gallagher, Mike Soldano,Douglas Whiteという3人のオーナーからきているようですよ。