昨年のReactableの記事から、ずっと気になっていた事。それは、きっと今年…いや、業界の進歩の具合から言って近い未来にデジタル楽器にもこのTangible Interfaceというものが、キーワードとなるに違いないという予感。
で、上のwaveTableなるもの。ある世代の方には全く別のものを想像しますが、今回はインターフェイスの話です。
iPod-touchの操作感(ズームんところ)と似ていて、とても面白そうです。でもあの四角いのを無くした場合、どうすんの?とか余計なことはさて置き、まだまだ商品化には至らないものでしょうが…。
アナログシンセにニョキニョキ出ていたツマミという物理的な操作というものが、デジタル化した時に忘れ去られ、本体の中に閉じ込められてしまった80年代。さらにDTM時代になってツマミの絵をマウスでコントロールするという馬鹿げた時代を送り、ようやくタンジブルによって新感覚な物理的(身体的)操作感を手に出来そうです。これをシンセなんかに応用するとすれば、鍵盤以外のボディーはすべて画面で埋め尽くされるのでしょうね。でも、それはそれでデザイン的にも面白くなるかもしれません。
昔DX7のパラメータを全部ツマミ化したコントローラという物があったと記憶しております。
あとやたらツマミが並んでるコントローラに好きなパラメータをアサインできるってのもあった(もしかして妄想)と思います(マスターキーボードのオバケみたいの)。
やはり手の感触ってのはありますよね。
投稿情報: コーノ | 2008/01/07 00:43
DX-7のコントローラ!すごく興味ありますね。イーノ先生なんかが開発したのかな。
鍵盤の重さや感触も大事ですが、ツマミってツマミストには回す時のトルクやクリックの音、スライダーの滑らかさなど、手に伝わる感触で、信頼感がうまれる大事な部分なんですよね。シンセって未来的なイメージのある機械ですが、アナログシンセなんかは手から伝わる感触と言う意味では、本当にギターとか二胡みたく指先から伝わる振動や痛み(?)、手触りがある。デジタル化したシンセがそういうクリック感なんかの喜び(電卓やPCのキーボードの打ち心地にこだわる感覚)を蔑ろにしてきたからシンセが面白くなくなったんじゃないか?とおもうんですよね。だから、KORGのこれなんかをソフトシンセ嫌いな自分が買ってしまったんだなぁ。
NordLeadがすごいのは生産性なんかではなく、感覚として木のピッチベンドと石ホイールにこだわっているからで、モノへの愛情とはそういう触れることへのコダワリなんじゃないかなぁ。だから、肉体的な感覚の復帰をめざすタンジブル・ビットという考えがシンセや電子機器を変えるとおもうんです。
投稿情報: irregulars | 2008/01/07 20:55
[this is good] I apologise, but it does not approach me. Perhaps there are still variants?
投稿情報: Phillip Ivey | 2010/05/06 09:37