音の世界とは主観的なもの。聴いている人それぞれで、聴こえ方が違うから非常に曖昧な部分が多いのは事実。
だから、『おぉ、枯れた音してるねぇ。』なんて知ったかぶった奴がいても皆突っ込めないんだ。『オメェホントに知ってんのかよ!』と。
先日ご紹介した記事『生まれたときから老けてるギター』のように、ビンテージギターと新品は実際に音が違う。でも実際どう違うかは、なかなか弾く機会もないから、分からないって人が多い。雑誌の付録なんかについているヴィンテージギターの演奏が入ったCDも、イマイチよく分からない。比べる対象がないし、一曲ごとに弾き分けるから次の曲を待っている間に前の音を忘れてしまい、違いが分からなくなって、仕舞には、どうでもよくなっている。
先日みつけたこのMy Old Guitars.comは、一曲の中で、同じように弾いた新品ギターとヴィンテージギターの音を交互につないでいるから、違いが分かりやすい。演奏も上手いし、聴きやすい。とても参考になるんじゃないか。
とりあえず、この1930年代中期製のGibson L-00と、2007年製の1930年代を復刻したレジェンドシリーズL-00の弾き比べを聴いて欲しい。確かに違うし、ヴィンテージのふくよかな中低音と鳴りは素晴しいと思いますが、2007年製も負けてないなぁという印象もあります。どっちがいいかは財布の中身と、自身の演奏をどう音で表現するかなのかなと…。
Fender の1956年のストラトの音や、2007年製テイラー412CE、Gibson J-45、L-00の弾き比べも面白いですよ。
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