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昨日に引き続き研修です。 今日は福井のマリンバ・メーカー/KOROGI社に来ています。 木材の加工・調律を社長自ら説明していただき、とても興味深い工場見学でした。オーダーメイドで190万円の最高級マリンバはやっぱりいい音しています。打楽器好きは欲しくなるはず。 しかし、ここでもギター工場と同じく木材の枯渇が話題になりました。最高級の材料で生産出来るのも後10年位ではないか…と。 楽器業界にとっての木材の枯渇〜高騰は解決が急がれる問題の様です。
[いいですね]
お!こういう工場見学してみたい!いいなぁ。
でも木材の枯渇って今何かしてもきっと子や孫の世代なのね、効果が出るのって。
ということはこの原因を作ったのは、自分たちの親の世代?ひでーな、まったく。
投稿情報: yasuyuki | 2007/09/06 18:22
急成長の技を使って増やす家畜と違って木材は成長に時間が掛かりますものね。
自分に出来る事は某銀行や服飾店がしている苗木を植える運動のお金を寄付するくらいで。
楽器ひとつとっても色々と考えさせられますね。
木琴。子供の時以来打ってないですよ。
ん?木琴じゃなくてマリンバなのですね。
何かが違うのですね。
全く人事ながらこんな研修なら受けたいですよお。
投稿情報: 翡翠 | 2007/09/06 21:49
興味のあるものを作っている工場なので、とても楽しかったです。木材に関して、KOROGI社長曰く、材料云々とはつまり自然木のことで、植林した材は今のところ音質的にも上手く作れないのだそうで、これから一生懸命植林をしても使える木になるかどうか…。また、楽器でいう木とは楽器として音響的に良いとされる木材=スプルースやメイプル、ローズウッド、マホガニー、アルダー、アッシュ、エボニーなど、ごく限られた材料(産地などを限定する場合も多い)のことで、単純に緑の問題とはまた別の意味合いがあって、すこし複雑なのかもしれません。マリンバの木材としてはマダガスカル・ローズウッドが最高級とされているようですが、普及品なら兎も角200万とかするマリンバって車でいえばスーパーカーやF1マシンみたいなもんですからね。正目の木や節などが無いところを選んで製材していって1本の木から20%以下の材料しかとれず、製作過程で、内在していた割れが乾燥によって大きな割れになり、商品としては使い物にならないものも出てくる。すると、その割合が10数%しかとれないということになるんです。木材が全て無駄なく使えるとは限らない。だから高い!また、木材は楽器だけでなく建材としての需要もあり、特に今は建設ラッシュが続く中国が大量に消費しているとのこと。龍とかなんかを彫った欄間みたいなところでローズウッドを使っていて、アジア産が枯渇してきている分をマダガスカル産で間に合わせているそうで…。こういう状況のなかで、中国製の安いギターはスプルースやローズウッドでなくても、マーチン社の様に合成材を使うとかして木を守っていくべきだし、世界的に協力して楽器としての木材を保護、代替材を探すという努力をすべきなのでしょうね。
投稿情報: irregulars | 2007/09/07 12:34
木琴は木で出来た鍵盤打楽器全体をいい、その中に、マリンバとシロホンがあるという関係なのです。(だそうです) yasuyukiさんへのコメントにも書いたように、単純に木を植えて、それが音響的に楽器として使えるものになるのかというのはまた別の話なので、そこがまた話を難しくしているんですよね。 たとえば 100年前とは自然環境も変わっているじゃないですか。地球温暖化によって、お米の産地(今は新潟より北海道の気温が上がったせいで北海道の方がいい米とれるんだって)、育て方、田植えの時期など変化してきているのといっしょで、仮にハカランダ(ブラジリアン・ローズウッド)材がとれていた地域でマメ科である同じローズウッドの木を植えたとしても育つ温度が変わっているからハカランダがとれるとは限らない訳なんですよ。 そんなことを考えると、木の楽器って数十、数百年かかって育った材料が職人さんの手によって第2の人生(っていうんかな…死後の世界かもしれんけど)をゆっくりと生きている感じがするんです。 だから、木の楽器って愛おしいんですよ。…だから高い…のかな?
投稿情報: irregulars | 2007/09/07 17:08
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[いいですね]
お!こういう工場見学してみたい!いいなぁ。
でも木材の枯渇って今何かしてもきっと子や孫の世代なのね、効果が出るのって。
ということはこの原因を作ったのは、自分たちの親の世代?ひでーな、まったく。
投稿情報: yasuyuki | 2007/09/06 18:22
急成長の技を使って増やす家畜と違って木材は成長に時間が掛かりますものね。
自分に出来る事は某銀行や服飾店がしている苗木を植える運動のお金を寄付するくらいで。
楽器ひとつとっても色々と考えさせられますね。
木琴。子供の時以来打ってないですよ。
ん?木琴じゃなくてマリンバなのですね。
何かが違うのですね。
全く人事ながらこんな研修なら受けたいですよお。
投稿情報: 翡翠 | 2007/09/06 21:49
興味のあるものを作っている工場なので、とても楽しかったです。
木材に関して、KOROGI社長曰く、材料云々とはつまり自然木のことで、植林した材は今のところ音質的にも上手く作れないのだそうで、これから一生懸命植林をしても使える木になるかどうか…。また、楽器でいう木とは楽器として音響的に良いとされる木材=スプルースやメイプル、ローズウッド、マホガニー、アルダー、アッシュ、エボニーなど、ごく限られた材料(産地などを限定する場合も多い)のことで、単純に緑の問題とはまた別の意味合いがあって、すこし複雑なのかもしれません。
マリンバの木材としてはマダガスカル・ローズウッドが最高級とされているようですが、
普及品なら兎も角200万とかするマリンバって車でいえばスーパーカーやF1マシンみたいなもんですからね。正目の木や節などが無いところを選んで製材していって1本の木から20%以下の材料しかとれず、製作過程で、内在していた割れが乾燥によって大きな割れになり、商品としては使い物にならないものも出てくる。すると、その割合が10数%しかとれないということになるんです。木材が全て無駄なく使えるとは限らない。だから高い!
また、木材は楽器だけでなく建材としての需要もあり、特に今は建設ラッシュが続く中国が大量に消費しているとのこと。龍とかなんかを彫った欄間みたいなところでローズウッドを使っていて、アジア産が枯渇してきている分をマダガスカル産で間に合わせているそうで…。
こういう状況のなかで、中国製の安いギターはスプルースやローズウッドでなくても、マーチン社の様に合成材を使うとかして木を守っていくべきだし、世界的に協力して楽器としての木材を保護、代替材を探すという努力をすべきなのでしょうね。
投稿情報: irregulars | 2007/09/07 12:34
投稿情報: irregulars | 2007/09/07 17:08