今日、ウクレレを持って店頭にやってきたお客さんが、その何処か別の店で買った中国製のウクレレを開放弦で音を合わせても、押弦するとピッチがかなり変わるんですけど…
といって質問してきた。普段は買ったお店に行ってくださいと丁寧にお断りをするのですが、話を聞くと買ったところでメーカーに修理に出したら、チューニングの狂いはしょうがない―アコギやウクレレはオクターブがそもそも合わせられないから、しょうがないんです。 という回答だったそうです。
―――でもですよ。 店頭にあった国産メーカーであるフェイマスのウクレレは、押弦だろうがオクターブだろうが、かなりの精度で合っているんですよ。実際、そのお客様と一緒にチューナーで測ってみたら全然OK。コード感もバッチリです。
確かに昔のアコギやウクレレは、オクターブなんて意外とアバウトだったりする場合がある。アコギってエレキギターの様に各弦の弦高やオクターブを調整できないものですよ。でもねぇ、だからって、2フレットあたりで20セント~30セントも違っていてもそれでしょうがないというのは、全然違う話じゃないか?電子楽器が正確な音程をいつでも出せる世の中になっている現代なら尚更、正確な音程が出せないものは楽器ではないんじゃないか?それが出来ないんだったらお客様が購入する前に言っておくべきです。これはオモチャですよと。
2~3千円の価格で明らかにお客様の方もオモチャ感覚で買っている商品ではない、3万くらいするものですからそれはお客様も許せないでしょう。本当は、お客様が実際に弾いて購入するのがよかったんですけどね。
先日もここのメーカーから素人的な言い訳をされて失望したばかりだったので、お客さんと一緒になって怒りまくってました。