2日間の合同練習が無事終了しました。ドラム教室の生徒さんの皆さん、そしてバッキングをお願いした一般の皆様、本当にありがとうございました。特に大人の皆様に至っては、緊張しきりの子供達を冗談などを交えながら上手に導き、演奏をまとめていけたのも重ねた年齢の為せる業。本当に感謝です。
バンドスコアを元にパート分けされたお互い全く知らない同士…1分前扉を開ける前までは会話をした事もない者同士が、カウント4つで演奏を始める…最初は皆手探り状態でバラバラだった演奏が、繰り返し演奏し、会話をするうちに気持ちが一つになり、自然とビートが一つになっていく。そして、一時間の練習を終える頃には、20数人の子供達みんながとてもいいドラムを叩く様になっていて、短時間のうちにこんなに成長するものかと若さゆえの適応能力の高さに正直驚きました。
普段はCDを聴きながら、そのCDに合わせて練習をしているということで、今回合奏を経験したのが初めてという子供たちも沢山いました。お互いがお互いの音を聴きながら、ひとつのリズム・音楽を作り上げていくという作業は始めての経験。
同じ目的意識を持ち、呼吸(ビート)を合わせていくことこそアンサンブルということであり、それはCDのように一方通行な受身だけでは不可能なことで、バンドでしか味わえないことです。
ましてドラムはバンドの屋台骨。ドラムのカウントがなければ演奏は始まりすらしませんし、リズムがきちんとしなければ全てがバラバラになる。どういう音をどういうタイミングで出すのか…自身が出す音によってバンドが左右される責任がある(勿論それはドラムに限らず全てのパートにいえることですが)。そしてバンドが一体になった時その責任が喜びに変わる、それがジャンルを問わず共通した音楽の楽しさのひとつなんだと改めて感じました。
音楽とは、ゲームのように正確に叩けば(弾けば)全てOKということでは決してないということですね。
今回の練習を通して、私自身も勉強になったし、子供達もいい経験になったのではないでしょうか。。
さて、来週は発表会本番。バッキングをお願いした一般の方々も大変だとは思いますが、我々スタッフも大変な一日になりそうです。(何時間労働になるんだろう…泣)
因みに発表会は入場無料。子供達・大人達の真剣な姿を是非皆さんに見て欲しいです。また、昨年好評だったRoland V-Drum の試打会も同時に開催していますので、興味のある方は是非見に来てください!!
Drum Music Stage 2009
日時:平成21年1月18日(日)
《第一部》午後3:20開場 午後3:30開演
《第二部》午後5:30開場 午後5:45開演 ~終演予定午後8:00頃
会場:リージョンプラザ上越 コンサートホール