今日発売のBOSS ME-70。
ME-50の実質上位機種にあたるこのマルチ・エフェクターは、MEシリーズ初のCOSMモデリング・プリアンプを搭載し、
エフェクトとプリアンプ2段階の歪みを使うことにより、より幅広い音作りが可能になりました。
フレーズ・ループ演奏が可能になりました。新DSPチップで音が良くなりました…云々という普通のことは
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Roland ME-70
以下は、個人的に使用してみて思ったことです。
ME-50で不便だった点や改良点を洗い出し、使い勝手もさらに磨きをかけていて、実際使ってみていいなぁと思ったのは、
例えば、電源スイッチがなく、インプット・ジャックを挿すと電源が入る仕組みになっています。これはコストダウンの為と、移動中間違って電源が入ってしまって、いざライブ!というときに電池切れ…なんてことがないようにしてあります。
意外と有り難いのは、ディレイがモジュレーションのところにもあるので、ショートとロングのディレイを同時に準備する、あるいはダブルでかけることもできます。モジュレーションのスピードをフットペダルで可変できるようになったのもいいですね。
ME-50はEQが欲しところでしたが、プリアンプを使わないという条件があるにせよ、4BANDEQが使えます。
EZ-Toneは、スイッチを入れておくと、ツマミの位置に関係なくセレクターでえらんだエフェクトが一番らしく聴こえる音にしてくれるという機能。初心者の人で、ツマミがいっぱいあって分からない!という方が普通に使えるようにできています。
また、密かに加わった新しいエフェクト、『DEFRETTER』が良かった。音の感じで言えばフレットレス・ギターと言えばいいのでしょうか?これにモジュレーションとリバーヴをかけるとパット・メセニーの『LAST TRAIN HOME』のギターシンセ(シタール風)ような音になるエフェクトもあったりします。
GTほど自由はないけれど、好きにしろと言われると、意外となにしていいか分からないって事ありますよね。
実際GTだって音色作るのも難しい難しいって言われてましたし。
エフェクトの位置を自分で変えたりできませんが、実際内部ではそのエフェクトが一番いい位置に移動するよう設計されています。それ以上自分なりにいろいろやってみたいと言う人はどうぞGTを買ってください(笑)。
この新しいMEは自由度は少ないけれど使い勝手は考えられているので、これで充分という人は沢山いると思います。