Melodyneを初めて見たのは7年くらい前だろうか。その時はボーカルや管楽器の単旋律の波形をグラフィカルに操作し、音程、音量、タイミング、ニュアンスを変えることが出来る画期的なソフトだった。確かまだ、池袋で楽器フェアが行われていた頃だったと思うが、そこで行われていたデモを見て驚いたのを記憶している。
当時Akaiのサンプラーが全盛で、当時流行し始めたACIDという波形のループで曲をつくるソフトやAbletonのLiveというソフトの発売とあいまって次世代DTMの世界は波形なのかなぁと漠然と考えておりました。
今年はそのMelodyneに画期的な新技術が追加されることになったのです。そしてこの新機能がハンパなくすごい!以前単旋律のみだった検出が今度は和声で録音された音からも可能になり、各音程を分離させ、各音程ごとに発音タイミング音程、音量が調節でき調性も(短調の曲を長調に)変えられ,MIDIでの操作も可能になる。アナログマンな私にしてみればまるでタイムマシンの発明のようです。
このDirect Note Access機能が搭載される最初の製品は、同時発表されたMelodyne plugin 2(2008年秋リリース予定)。下のデモ映像の様に本当にこんなに上手くいくのなら、DTMの世界ってどうなってしまうんだろうと思ってしまいます。
注目は1/4ぐらいのところから。(英語です)
Celemony Melodyne
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