マニアックな楽器(アンデス)ついでに…クロマトーン
多分、鍵盤楽器に日ごろから接している方には、固定ドな考えのほうが話は早い。ドはドであり、ラはラなのです。
しかし、ギターを扱い、伴奏が歌にあわせることを主とする人間は、鍵盤楽器というものが、伴奏楽器として中々難しいのではなかろうか?と常日頃
から疑問を抱いているのです(余計なお世話かもしれませんが)。つまり、頭が移動ド的な考えなんですね。キーがCの時のラは、キーがAの時はドになる。ハーモニカ(複音や10ホールズ)も
そう。歌う人の歌いやすいキー(主音)がFだったらキーをFに。必要ならカポを使えばもっと簡単に歌う人のキーに合わせられる。手のフォームを変えずに平行移動するだけで、移調が簡単にできてしまうのだ。
例えばブルースなら『ブルース進行―テンポはゆっくりめで、ドラムのカウントにあわせて。KEYはEだ。~いい?1.2.3.4!』で
始められる。話が早い。キーボードの方も慣れていればできるでしょうけど、クラシック畑の方は楽譜が中心だから譜面を書き直さないと話が進みません。だか
らポピュラー系のツブシのきくキーボーディストって田舎ではなかなかいないんですよね。
で、このクロマトーンという楽器はそんなギターのように並行移動するだけで移調が出来る様に鍵盤部分を並べ替えて(鍵盤楽器とは基本ハ調なのです)しまい、さらに、ポータブルキーボードのような手軽さに仕立てたものなのです。
ボタンがいっぱいあって難しそうやん!って方にメジャースケールによる平行移動の参考演奏をどうぞ。もっと曲らしいものはyoutubeに沢山アップされていますので、《クロマトーン》で検索してみてください。